好きなグラビアアイドルランキング!

最年長グラビアアイドルが、人気No.1グラビアアイドルに――。オーディション情報誌『月刊デ・ビュー』(オリコン・エンタテインメント刊 http://www.oricon.co.jp)では、『好きなグラビアアイドル』の調査を実施し、そのランキングを発表。見事1位に輝いたのは、今日、14日に28歳の誕生日を迎えたほしのあきだった。

 もともと広末涼子の後任として『クレアラシル』CMに出演したり、女優としてドラマに出ていた彼女だが、その後仕事がまったくない時期があり、グラビアを始めたのが24歳からという異例の経歴。童顔に抜群のプロポーションで「かわいい上にスタイルもいい」(福岡県/専・大学生)といった評価はもちろんのこと、「努力してる。あの年齢で脚光を浴び始めたのだからすごい」(岐阜県/30代)、「27歳と笑って宣言してる潔さが好き」(長崎県/20代社会人)など、"最年長"であること自体、セールスポイントに転化されている。

 ただ彼女に限らず、今回ベスト10入りしたグラビアアイドルは全員が20代だ。小野真弓(10位)が12日で25歳、安めぐみ(4位)と山本梓(7位)が24歳。以前は、グラビアは10代の頃にやって、20歳を過ぎた頃から女優やバラエティにシフトしていくのが一般的だったのだが、ここ数年で様相が変わったことがうかがえる。

 その要因のひとつには「東京都のコンビニでの成人向け雑誌の区分陳列などで、10代の中高生タレントの水着グラビアが自粛される傾向にある」(芸能プロダクション関係者)ことが挙げられる。だが、今回のアンケートからはユーザー側の要因も浮かび上がる。「セクシーというよりいやし系で見ていて安心する」(安めぐみ(4位)ファン/兵庫県/40代)、「京都弁が心地いい」(安田美沙子(2位)ファン/東京都/20代社会人)、「ほのぼのとしている雰囲気が好き」(熊田曜子(3位)ファン/北海道/40代)など、いやし系で包容力を感じる"お姉さん"指向が強まっていることだ。確かにこうしたテイストは、10代のアイドルには出すのが難しいだろう。

 また、ほしのあきを支持する声に「自分の生き方にポリシーを持っていそう」(東京都/30代)といったものも多いように、20歳を過ぎてグラビアをやるのは本人の意志もあってのこと。「以前10代でグラビアをやっていたアイドルの中には、"ステップアップのため"と割り切ってる感じの子も少なくなかったが、現在の20代のグラビアアイドルたちはグラビアの仕事を楽しんでいる」(グラビア誌編集者)。そうした楽しさは誌面にも現れるもので「見ていて元気が出そう」(若槻千夏(5位)ファン/神奈川県/専・大学生)、「肩肘張らずに活躍している印象」(磯山さやか(8位)ファン/北海道/20代社会人)といった声がその反映だろう。